既卒就活の悩みのほとんどは「メモの魔力」を読んで解決した

大学院中退

こんにちは。torafukuです。
前回の記事で既卒就活の流れを書きました。今回は、既卒就活をする中で悩んだことと、それらをどのように解決したかについてお話します。

「メモの魔力」を読んで自己分析の大切さに気付く

私の就活における悩みのほとんどは、「メモの魔力」を読んで実践した自己分析によって解決しました。

自己分析で解決した問題と、それらが自己分析によってどのように変わったかを具体的に挙げます。

  1. 自分が本当に何をやりたいのかわからない

    ⇒ 自分について知ることで心からやりたいと思えることが見つかった

  2. エージェントの話に流されやすく、紹介された企業にすぐ応募してしまう。エージェントとの面談終了後に冷静になって「やっぱり応募したくない」と思うが、エージェントに対する申し訳なさから断ることができない

    ⇒ やりたいことや理想の将来に向けて今すべきことがわかったので、気が進まない面接は勇気を出して全て断った

  3. 手ごたえのある面接ほど落ちのでかなり落ち込む

    ⇒ 自己分析をたくさんしたことで自信がつき、面接に落ちても「自分がダメな人間なのではなく、この会社に合わないだけだった」と思えるようになった

  4. 面接で企業受けを狙った返答をするのが馬鹿らしくなってくる

    ⇒ 自己分析で芽生えた「自分を理解している」という自信から、面接の質問に対して嘘をつかず正直に自分の気持ちを話すことができるようになった


徹底的に自己分析をしてみて、新たな発見が想像以上にたくさんありました。就活における悩みのほとんどは、自分を深く理解していないことで生まれていました。


「メモの魔力」の自己分析は他とどう違うのか

2ステップで自分を深く理解する

「メモの魔力」で紹介されている自己分析方法の特徴は、そのステップです。
それは、①自分の意識に目を向ける(具体化)→ ②Whyで深堀りする(抽象化) というものです。

例えば「趣味は?」という質問なら、

①編み物(具体化)

②なぜ?(抽象化) → 一人でできるから → 一人が好き → 必要以上に周りに気を使いすぎてしまう → 仕事も一人の時間が長い方がストレスフリー → フリーランスを目指すのがいいかも

というように、一つの質問に対して「なぜ?」を繰り返すことで自分についての理解を深めていきます。よくある自己分析は①のステップで終わることが多いですが、②のステップによって何倍もの学びが得られました。


この自己分析では、現在だけでなく過去や未来の質問に対する答えも徹底的に深堀りします。これも、自分がもつ「人生の軸」を明確にする大切なステップなのです。

こなした質問の量が自信に繋がる

「メモの魔力」には、全部で1000問の質問が載っており、全ての質問に答えるにはかなりの時間と労力を要します。


「自己分析にそれほどの時間と労力を割いた」という事実や、「これだけ分析したんだからどんな質問にも答えられる」という気持ちが自分の自信に繋がり、就活中の気持ちを支えてくれました。

自己分析をとおしてわかったこと

自己分析の1ページ。1問につき1ページ使います。

自己分析の成果と面接への応用

「メモの魔力」の自己分析を実践してわかったことと、それを面接での質問にどのように応用したかについて、一例を挙げます。

  • 「効率のよさ」を求めて考えたり行動したりすることが好き

    (応用)「なぜSEを選んだのか?」
    ⇒ 「システムを作ることは人の悩みを解決するだけでなく、より効率的な仕組みを作ることだと思っている。効率のよさを求めることに楽しさを感じる自分は、この職種に向いていると思うから。」

  • その環境の中心的人物、重要人物でありたい

    (応用)「今後のキャリアプランは?」
    ⇒ 「私の性格では、会社やプロジェクトの中心的人物になることで仕事の楽しさや人間的な成長をより強く感じられると思う。そのため、20代のうちにプロジェクトマネージャーになり、30代はそのポジションのスキルを高めることで会社の代表的プロジェクトを引っ張るポジションでいたい。」


このように自己分析の結果を面接の答えに反映しました。

自己分析前の私は、YouTubeなどで「企業ウケのよい受け答え」を解説している動画を見漁っていました。自己分析後は、企業ウケなど気にせずにありのままの自分の考えを話せるようになりました。

自己分析は就活だけでなく人生の肝かもしれない


「メモの魔力」の中で、著者の前田裕二さんは自己分析について次のようにおっしゃっています。

こんな情報が溢れて混沌としている時代において、迷っていない人は最強です。お金のあるなしに関係なく、やりたいことが明確な人が一番幸せだと思っています。

「メモの魔力」,前田裕二 著


自己分析を通して、私はこの言葉に強く共感しました。
自分の人生の軸、すなわち「どこに向かっていくのか?」「何のためにそれをするのか?」がわかっていないまま進むことは、前が見えない霧の中を進むような感じだと今は思います。それは常に不安な気持ちで、無駄に体力を消費してしまう状態です。

「効率的に生きたい」私にとって、自己分析で自分を理解することは、方向性を定めてそれに向かって進んでいくのに欠かせないものだとわかりました。


自分の向かうべき方向がわかっていれば、たとえ現状が思い通りでなくても、「これも自分に必要な過程だ」と思って踏ん張ることができるのではないか。とも思いました。

これからも自己分析つづけよう

私は、自己分析がこれからもずっと自分を支えてくれるツールだと感じています。就活は終わりましたが、これからも少しずつ自己分析の質問をこなしていこうと思います。

この記事が、就活中でお悩みの方や、「メモの魔力」を読もうか迷っている方の参考になればうれしいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。

コメント

  1. […] 自己分析に関しては、『メモの魔力』を読むのが一番早いです。これを読んでから、私の面接への恐怖心がなくなった気がします。どんな質問にも答えられると思いました。それに、「この受け答えでも落ちるならそれは本当にこの企業に自分が向いていないことなんだ」と思えるようになり、自分がダメ人間だと思わなくなりました。(→ 書きました。「既卒就活の悩みのほとんどは「メモの魔力」を読んで解決した」) […]

  2. sachi_usume より:

    torafukuさん,初めまして.大学院進学予定の工学部4年の者です.研究がつらすぎてしくしく泣く日々が続いております.
    今日,偶然torafukuさんのブログを拝見し,勇気が出ました.
    先程『メモの魔力』を注文しました!
    私も自己分析からやってみようと思います!
    torafukuさんに感謝です!
    お体に気を付けてお仕事頑張ってください!

    • torafuku torafuku より:

      はじめまして。コメントをくださり、ありがとうございます。
      つらい日々を過ごされているのですね。
      自己分析でご自身の納得のいく選択ができるようお祈りしています。
      温かいお言葉ありがとうございます^^私も応援しております。

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